2008年 12月 15日
ホンダライフ |
ホンダの軽は、どうしてもライフ以外の柱を育てる事が出来ません。今までのライフはそこはかとなく可愛さを感じるデザインで台数を稼いできました。その可愛さはファンシーとまでは振り切れていなくて、恥ずかしさを感じさせない、その辺のさじ加減が絶妙だったと思います。
ただ他社なら、基幹車に、硬派、ファンシー、レトロ等微妙な作り分けで台数を稼いでいるのが、ホンダはどうしてもそれが上手く行きません。おしゃれ方向に振ったザッツも駄目、硬派に振ったゼストも駄目では、100年に一度の大不況を軽自動車をバリバリ売って乗り切りたい国内市場ではなんとも厳しい感じです。
そこで、今回のライフは基本線をコンサバに振り、バンパーの作り分けで、基幹車、おしゃれ、硬派と作り分けて来ました。ダイハツやスズキも同様の作り分けをしているのですから、解らない作戦では有りません。
でもやはりどこかで、軽自動車で生計を立てているメーカーと、普通車メーカーで有る事にプライドを持っているメーカーでは、本気度の差が出てしまっています。ダイハツやスズキの作り分けは結構本格的です。ムーヴと言う名前はつくものの、コンテ、ラテは外板まで全く違う別物。顔だけ同じように変えているカスタム系にしても、ライフの作り分けに比べれば遥かに別の車に見えます。
そう言う点から見ても、はっきり言ってホンダの軽はヌルい訳です。確かに雑誌の試乗記等を読むと、車としての仕上がりは良さそうです。でも日本のユーザーで一体どれほどの人が、実際に乗り比べて車を購入するでしょう?そしてその乗り比べにしてもわずか5分10分程度の試乗です。それで車の仕上がりの差を感じる事が出来る人がどれほど居るでしょう?
車が良く出来ているのはもはや当然なのです。ユーザーも今更悪い車なんか有るとは思っていません。どの車も合格点には達しているだろう。だったら後は何で選ぶのかと言うと、自分の感性に合うか合わないか(いやもちろん、値引き等の最終価格も重要ですが)と言う事なのです。となると結局、いかに色んな選択肢が有るかという事が重要で、バンパー替え、色替え程度のライフ、ホンダはなんともヌルい状況だと言えるでしょう。
しかも一番上級グレードと言うか、値段の高いスポーテイー仕様のDIVA系が、バカの一つ覚えの黒内装で(それをバカの一つ覚えで否定し続けるのですが)、なんともチープ。一時期あんなに質感の高かったホンダの内装ですが、本当に坂道を転げ落ちるように下がり続けています。
オデッセイの時にも書きましたが、今のホンダはコスト意識がかなり強いです。現在の社会状況を考えるとそれで大正解なんですけど、あらかじめ売れるだろうと想定した量に掛けて良いコストしか掛けません。こんな台数だろうから、こんな程度の作り分けしかしないし、こんな程度の質感でしか作らない。つまりユーザー側からすると、満足度の高いもの、想像以上の良いモノを手に入れたと言う喜びを得にくい商品になってしまっています。
もちろん取り回しの良さや、視界の広さ等、車としての大事な部分は結構詰めているみたいですから、買って後悔するような車では無いと思います。でもこんな車、こんな軽自動車では、ダイハツやスズキには絶対に勝てないんじゃないか?そう思わされます。昔から良く言われる「ホンダらしさ。」昨今そのらしさが無くなって来たとよく嘆かれています。このライフを見てるとそれを痛感せざるを得ません。本当コンセプトがキレて無い時のホンダは駄目です・・・
ただ他社なら、基幹車に、硬派、ファンシー、レトロ等微妙な作り分けで台数を稼いでいるのが、ホンダはどうしてもそれが上手く行きません。おしゃれ方向に振ったザッツも駄目、硬派に振ったゼストも駄目では、100年に一度の大不況を軽自動車をバリバリ売って乗り切りたい国内市場ではなんとも厳しい感じです。
そこで、今回のライフは基本線をコンサバに振り、バンパーの作り分けで、基幹車、おしゃれ、硬派と作り分けて来ました。ダイハツやスズキも同様の作り分けをしているのですから、解らない作戦では有りません。
でもやはりどこかで、軽自動車で生計を立てているメーカーと、普通車メーカーで有る事にプライドを持っているメーカーでは、本気度の差が出てしまっています。ダイハツやスズキの作り分けは結構本格的です。ムーヴと言う名前はつくものの、コンテ、ラテは外板まで全く違う別物。顔だけ同じように変えているカスタム系にしても、ライフの作り分けに比べれば遥かに別の車に見えます。
そう言う点から見ても、はっきり言ってホンダの軽はヌルい訳です。確かに雑誌の試乗記等を読むと、車としての仕上がりは良さそうです。でも日本のユーザーで一体どれほどの人が、実際に乗り比べて車を購入するでしょう?そしてその乗り比べにしてもわずか5分10分程度の試乗です。それで車の仕上がりの差を感じる事が出来る人がどれほど居るでしょう?
車が良く出来ているのはもはや当然なのです。ユーザーも今更悪い車なんか有るとは思っていません。どの車も合格点には達しているだろう。だったら後は何で選ぶのかと言うと、自分の感性に合うか合わないか(いやもちろん、値引き等の最終価格も重要ですが)と言う事なのです。となると結局、いかに色んな選択肢が有るかという事が重要で、バンパー替え、色替え程度のライフ、ホンダはなんともヌルい状況だと言えるでしょう。
しかも一番上級グレードと言うか、値段の高いスポーテイー仕様のDIVA系が、バカの一つ覚えの黒内装で(それをバカの一つ覚えで否定し続けるのですが)、なんともチープ。一時期あんなに質感の高かったホンダの内装ですが、本当に坂道を転げ落ちるように下がり続けています。
オデッセイの時にも書きましたが、今のホンダはコスト意識がかなり強いです。現在の社会状況を考えるとそれで大正解なんですけど、あらかじめ売れるだろうと想定した量に掛けて良いコストしか掛けません。こんな台数だろうから、こんな程度の作り分けしかしないし、こんな程度の質感でしか作らない。つまりユーザー側からすると、満足度の高いもの、想像以上の良いモノを手に入れたと言う喜びを得にくい商品になってしまっています。
もちろん取り回しの良さや、視界の広さ等、車としての大事な部分は結構詰めているみたいですから、買って後悔するような車では無いと思います。でもこんな車、こんな軽自動車では、ダイハツやスズキには絶対に勝てないんじゃないか?そう思わされます。昔から良く言われる「ホンダらしさ。」昨今そのらしさが無くなって来たとよく嘆かれています。このライフを見てるとそれを痛感せざるを得ません。本当コンセプトがキレて無い時のホンダは駄目です・・・
by sarorac
| 2008-12-15 03:32
| ホンダ