2010年 04月 05日
ダイハツブーン |
ダイハツブーン。トヨタパッソと兄弟車です。と言うか、パッソの方はOEM供給車で、生産は全てダイハツのはずです。先代パッソは新型ヴィッツがそろそろ出るかという頃に、先代ヴィッツベースで開発され、シャルマン以来のダイハツ←→トヨタの力関係を感じさせる車でした。
最近発売されてるダイハツの小型車は、ほぼ全てトヨタとの兄弟車として開発されています。以前シャレードクラスはダイハツ完全オリジナルだったのですが、パイザー、YRVと立て続けにコンパクトクラスのハイトワゴンを外してからは、生産台数が増えるというメリットが有るので、トヨタの意向を元にしたコンパクトカー生産工場と化しています。
このトヨタの意向というのがくせ者で、ダイハツとしてみれば、自社としては高い価格帯の車を開発しているつもりなのに、トヨタからすれば、自社のライオンナップで一番安い車を開発しているという、なんとも大きなズレが生じます。先代ブーンでは、そのトヨタの「安く作れ」という意向が大きく、なんとも軽自動車然とした安物感のあふれ出る車となってしまっていました。
ダイハツは軽自動車の世界ではスズキとは違い、どちらかと言うとしっかりした車作りをして、安物感を感じさせないことが多いのですが、ブーンだけはとても安っぽい仕上がりとなってしまっていました。それもこれもトヨタに思惑が原因だったわけです。では新型はどうなのでしょう?相変わらずトヨタに安物作りを強制されてるのでしょうか?
これが若干方向性が変わってきています。実車を見た感じでは正直そんなに安っぽくは見えません。と言うか殆どの販売店に置いてあるのは、高い方のグレード+ハナなので、その印象がより一層。新型の方向性は、どうやらちょっとおしゃれ方面。それも先代の道具感漂うおしゃれ感ではなく(無理矢理)、女性陣にこびこびなおしゃれ感です。
簡単に言うと、日産キューブやスズキラパンが相当悔しかった感じ。トヨタ&ダイハツでは今までやらなかった方向の造形、やらなかった方向の配色にあふれています(特に内装)。既に大ヒットしたお手本があるので、作りは全体にそつない感じ。こういう世界観が好きな人はやられちゃうんじゃないでしょうか?
ただこの車、トヨタ最下層クラスの割にはたいして安くないんですよね。おしゃれにしちゃった分だけ素直に値段が上がっちゃった感じ。そう言う意味で、冒頭の安物感は無くなったと言うのに繋がるわけです。
外観の印象は、なんかどこかで見たこと有り。そう。タイ生産の新型マーチにそっくり(笑)。特に最初に発表されたののが、どちらもオレンジだっただけに、一瞬区別がつきませんでした。多分実車が出るとそれほど似てるとも思わないんでしょうけど(日産の方がサイドのボリュームに力感が有る感じですし)、これはどちらに影響があるんでしょう?
常識的に考えると、後出しじゃんけんした方が、猿真似(同時期に開発されているのだから、真似するのは不可能ですが)扱いされて、貧乏くじな感じですが、今回に限ればそんな簡単な話では無さそうです。と言うのも上記したように、ブーン&パッソのお値段は、この不況下にしては結構強気な価格設定。対して次期型マーチは、タイ生産と言うことも含めてかなり攻めた価格になるらしいからです。
車の世界では台数が売れた方が正義です。性能的にいくら優れていても、台数が伸びなければ負け。いくら先に出していたとしても、後出しで台数が出た方が勝ち。マーチの価格設定にもよりますが、久々に後出しする側の日産の健闘を期待したくなります。
最近発売されてるダイハツの小型車は、ほぼ全てトヨタとの兄弟車として開発されています。以前シャレードクラスはダイハツ完全オリジナルだったのですが、パイザー、YRVと立て続けにコンパクトクラスのハイトワゴンを外してからは、生産台数が増えるというメリットが有るので、トヨタの意向を元にしたコンパクトカー生産工場と化しています。
このトヨタの意向というのがくせ者で、ダイハツとしてみれば、自社としては高い価格帯の車を開発しているつもりなのに、トヨタからすれば、自社のライオンナップで一番安い車を開発しているという、なんとも大きなズレが生じます。先代ブーンでは、そのトヨタの「安く作れ」という意向が大きく、なんとも軽自動車然とした安物感のあふれ出る車となってしまっていました。
ダイハツは軽自動車の世界ではスズキとは違い、どちらかと言うとしっかりした車作りをして、安物感を感じさせないことが多いのですが、ブーンだけはとても安っぽい仕上がりとなってしまっていました。それもこれもトヨタに思惑が原因だったわけです。では新型はどうなのでしょう?相変わらずトヨタに安物作りを強制されてるのでしょうか?
これが若干方向性が変わってきています。実車を見た感じでは正直そんなに安っぽくは見えません。と言うか殆どの販売店に置いてあるのは、高い方のグレード+ハナなので、その印象がより一層。新型の方向性は、どうやらちょっとおしゃれ方面。それも先代の道具感漂うおしゃれ感ではなく(無理矢理)、女性陣にこびこびなおしゃれ感です。
簡単に言うと、日産キューブやスズキラパンが相当悔しかった感じ。トヨタ&ダイハツでは今までやらなかった方向の造形、やらなかった方向の配色にあふれています(特に内装)。既に大ヒットしたお手本があるので、作りは全体にそつない感じ。こういう世界観が好きな人はやられちゃうんじゃないでしょうか?
ただこの車、トヨタ最下層クラスの割にはたいして安くないんですよね。おしゃれにしちゃった分だけ素直に値段が上がっちゃった感じ。そう言う意味で、冒頭の安物感は無くなったと言うのに繋がるわけです。
外観の印象は、なんかどこかで見たこと有り。そう。タイ生産の新型マーチにそっくり(笑)。特に最初に発表されたののが、どちらもオレンジだっただけに、一瞬区別がつきませんでした。多分実車が出るとそれほど似てるとも思わないんでしょうけど(日産の方がサイドのボリュームに力感が有る感じですし)、これはどちらに影響があるんでしょう?
常識的に考えると、後出しじゃんけんした方が、猿真似(同時期に開発されているのだから、真似するのは不可能ですが)扱いされて、貧乏くじな感じですが、今回に限ればそんな簡単な話では無さそうです。と言うのも上記したように、ブーン&パッソのお値段は、この不況下にしては結構強気な価格設定。対して次期型マーチは、タイ生産と言うことも含めてかなり攻めた価格になるらしいからです。
車の世界では台数が売れた方が正義です。性能的にいくら優れていても、台数が伸びなければ負け。いくら先に出していたとしても、後出しで台数が出た方が勝ち。マーチの価格設定にもよりますが、久々に後出しする側の日産の健闘を期待したくなります。
by sarorac
| 2010-04-05 22:28
| ダイハツ