トヨタオーリス |
ただまぁ正直タイミングが悪い訳で。カローラがモデルチェンジした直後に発表されたら、誰がどう考えてもカローラの兄弟車と思うのは避けられない感じ。せめて1ヶ月だけでもカローラより先に発表出来なかったんでしょうか?トヨタにしては手際が悪く感じられてしまいます。
外装デザインの印象は簡単に言えばデカヴィッツ。でもなんとなく中に(骨格に)カローラが入っているようにも見えるのは、狙っているのか血筋で仕方がないのか?今回欧州市場も考えて幅は3ナンバーサイズになったのですが、それを生かしてリアフェンダー周りはボリューム感のある綺麗なデザインをしています。映像とか写真ではあまり目立ちませんが、これ結構格好良いですよ。マツダのアクセラもそうですが、今まで5ナンバー枠の関係でなんとかフェンダーにボリュームが有るように「見せてた」モノが、実際に膨らましても良いとなると、デザイナー、モデラー共に嬉々として処理しているように感じられます。
内装の品質はカローラ共々手抜き気味。これで質感高いとか書いてる自動車評論家は頭使ってないか、モノ見てないかどっちかでしょう。オーリス内装のキモ、張り出したセンターインパネは見かけ倒しの感が強いです。ボルボのフローティングインパネと同じく、あまり使い勝手は良くありません。正面から見えないと言う事は結局ブラインドタッチでモノを探さなければいけないので、自分がそこに何を置いたか把握していないといけない訳です。また実際座って見ても圧迫感があって、足下が窮屈で仕方有りません。サイドブレーキもいまいち引きにくいですし、この形式のインパネには何のメリットも感じられません。
センターインパネのせいで内装の印象がかなり悪くなってしまいましたが、全体の印象はそんなに悪くありません。若干ライバルに比べて値段が高い気もしますが、なんかしらの形で5ドアHBを作り続けるトヨタの姿勢を評価したいです。
最大瞬間評価(目一杯ひいき目で見て)3